東松山市 Kビル

概要
所  在  地 : 埼玉県東松山市
用     途 : 事務所併用共同住宅
構 造 規 模 : 鉄骨造4階建て
延べ床面積 : 386.21u
竣  工  年 : 1993年
設計趣旨
  敷地は街のシンボルでもある駅前の大鳥居に向かうメインストリートに面した商業地で、近くには大スーパー、ギャラリー、郵便局など公共の施設も建つ街の中心地である。短大の最寄りの駅でもあるため、1・2階をテナント、3・4階をワンルームマンションとした。
設計MEMO
 駅へ続くメインストリートが、すてきなショップの並ぶアーケードになってくれればいいという思いで、ファサードを考えた。(もっとも、今(2000年1月)では、半分が原型を留めていないが。)
 本来はアーケードというのは店舗数軒〜数十、数百件に渡ってのモノで完成するわけで、まず第1弾というところか。
いつ出来るかわからない(出来ないかもしれない?)計画道路のために道路側半分が、低層で押さえられ道路側部分と奥側の2ブロックの形態をとっているが、このファサードをモチーフとして、単純になりがちなテナントビルの屋根形状に変化を与えている。
 設計の手法にも、ある程度の定番の手法というモノがあり、さしずめこれは、「かぶせる」「うめこむ」か。この程度のことでも、建物としての表情が豊かになり、街並みにとっても重要な要素となる(に違いない。)