設計MEMO |
高断熱高気密、バリアフリーに高耐久、今ちまたにあふれている既製品の住宅に多く用いられている合言葉。
快適性を求めていくと、いったいどこまで行ってしまうのだろう。
本来人間には順応性、免疫力といった本来生物として持っている力があるはずではないか。
寒い思いをして欲しいわけではない。ちょっとした段差でけつまずいて欲しいわけでもない。
その季節季節にあった暮らし方があるわけだし、その使われる材料、木材、塗り壁といったその素材の持つ特性を生かした人間の五感に訴える建築、住まいというモノがあるのではないか。
この桜井邸も、真壁が主体、2階床は38ミリの飯能産のサワラの無垢板で、1階の天井仕上げを兼ねている。
核家族だから出来るやり方。そして外壁通気のし様。シンプルな作りの中だが、人に優しい作法。 |
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