設計MEMO |
この家には、和室がない。というか畳の部屋がない。 施主からの要望で、客間的なモノは一切造らなかった。何年かに数人いるかいないかの泊まり客は最寄の駅のホテルに泊まってもらうと言う。そういた割り切った考え方が余分な部屋を無くし、必要各室をより充実したモノに出来た要因となっている。実際、各所帯、23坪程度のこの規模の住宅ではそういう判断は重要だろう。
そしてもう一つの割り切り。 二つの所帯の接点を玄関ホールのみとし、それぞれ独立した生活をし、各メーター類も分けてある。
上下に分けて互いの気配は微かに感じ合い、しかしお互いしっかり気兼ね無く生活するという、2世帯住宅の1つの見本のような生活が実現している。 |
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